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脳と心臓

脳と心臓
new血液をサラサラにして心臓病・脳卒中の予防や治療に有効な新処方「冠元顆粒」汚れた血液を除去、ポンプの負担を正常にする

冠元顆粒臨床 脳と心臓

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これまでの治療法を変えるかもしれない丹参製剤

 丹参製剤とは、「丹参」という生薬を主成分とした漢方製剤のことです。丹参には、ドロドロの血液をサラサラにし、血管をきれいにして、血流のとどこおりを解消するという作用があります。このため、中国には数多くの種類の丹参製剤があります。
 丹参は、最近、日本でもかなり使われるようになってきました。丹参製剤の代表格である「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」という薬も近年、日本に輸入されています。

 この丹参や丹参製剤をためされた方は、みなさん口をそろえて「まさか、これほどの効果があるとは」と驚きの声をあげます。
 びっくりするのは、患者さんだけではありません。それまで漢方とは縁がなかったような西洋医学の医師たちの多くも、この薬を知り、実際にためされるや、みなさん一様に「こんな薬があったのか!」と驚くのです。
そのお一人に九段クリニック院長の阿部博幸先生がおられます。

阿部先生は、心臓がご専門の西洋医で、「心臓の名医15人」にも選ばれています。
米国からバルーン療法をもちかえり、日本ではじめて導入した人としても知られています。
 そんな現代医学の最先端をいっている先生も、こうおっしゃっているのです。
「丹参や丹参製剤の登場は、心臓病の治療や予防のあり方を変えるかもしれな」と。


西洋医と丹参との衝撃的なであい

阿部先生が、はじめて「丹参」という名前を耳にしたのは、1981年のことです。
中国政府の招きにより、バルーン療法の指導のために、はじめて中国を訪問したときのことでした。
このときの滞在は西洋医との交流がおもで、中医学(中国の伝統的な漢方医学)の病院を訪れる機会はなかったそうですが、話題にはよくのぼったそうです。

その日も、心臓病の発作時の対応から、話は自然と中医学におよびました。
「そういえば、先生はご存知ですか?」
「何です?」
「狭心症や心筋梗塞の発作を起こした患者さんに、漢方の注射剤が特効的な効果をあげているそうですよ」
「えーっ!漢方薬を注射ですか?!それは何という漢方薬ですか?」
「丹参という生薬を主成分としてつくられたものだそうで、冠心号方という名前の注射剤です」
「丹参・・・」
当時の日本では、丹参はほとんどといっていいほど知られていませんでした。
丹参がどんな生薬で、どんな作用があるのか、皆目見当がつかないまま、阿部先生の心のなかにはこの二文字と、冠心号方という注射剤の名前が深く刻み込まれたそうです。


患者の突然死がきっかけに

じつは阿部先生は、長年、現場で治療を続けながらも、ある種の無念さをたびたび感じていたといいます。
「路先生、いくら医療技術が進んでも、突然死の予防はむずかしいものです」
と、こんな話を紹介してくれました。

3月とはいえまだ冷え込みがきびしい深夜、阿部先生は一本の電話に寝入りばなを起こされました。電話は、東京・日大病院の救急室からでした。
「Aさんという先生の患者さんが、いま救急車で運び込まれてきたのですが、DOA(病院到着時にはすでに死亡していること)でした。
「えっ、でも・・・」
それ以上、先生は言葉がつづきませんでした。

Aさんがはじめて阿部先生の病院を訪れたのは3年ほど前のこと。心筋梗塞で倒れたあとの治療に通っていましたが、みごとに社会復帰をはたし、以後も定期的に検査を受けていました。しかもAさんは、昨日診察にみえたばかりだったのです。そのときの体調は健康そのもの。
何かのまちがいではないのかーともかく上着をはおり、阿部先生は救急室にかけつけました。
そこには医師も家族も茫然とたちすくんで、一瞬、時間が止まっているかと思えるような光景がありました。

あとで聞いたところによると、Aさんは山手線の電車のなかで座ったまま心筋梗塞の発作を起こし、気づかれないままで二周したのち乗客の手で駅のベンチに運びだされたということでした。救急車で病院に運ばれたときには、ほぼ即死に近い状態であったということです。
この日は会社のマージャン仲間の誘いを断りきれず、仕事帰りに4時間ものお付き合いをして、帰宅の電車内でそのまま不帰の人となったのでした。


激増する突然死

Aさんの例のように、近年突然死で亡くなる方が増大しています。
1967年には1970人だった急性死が、97年には3・2倍も増加しているのです。そのうち67.8%を循環器疾患(心臓や脳などの血管に関係する病気)が占めているのです。

突然死とは、健康に見える人が文字通り、突然死んでしまうこと。「発症から24時間以内の死亡」と定義されていて、虚血性心疾患と脳卒中が主な原因です。

心筋梗塞や狭心症などの虚血性疾患は、心臓をとりまく動脈(冠状動脈)の血流がとどこおったために、心臓を形づくる筋肉(心筋)に血液がいかなくなって起こる病気です。脳卒中には、脳の血管が切れる脳出血と血管がつまる脳梗塞がありますが、近年増えているのは脳梗塞です。

つまり、突然死にいたる心筋梗塞も脳卒中も、どちらも「血液が固まって、血管がつまることにより引き起こされる病気」といえるのです。


深刻な後遺症

 突然死にはいたらなくても、一度発作を起こすと、その爪あとは容易にぬぐうことはできません。深刻な後遺症を残すこともありますし、100%の完治は困難ですから、再発の恐れも多分にあります。そして、二度、三度と再発がつづくと、それだけ命を失う可能性も高くなります。

阿部先生の患者さんである大学教授のBさんの例は悲惨です。
Bさんはある晩、心筋梗塞の発作を起こして胸の不快を感じました。翌朝にはかなりおさまっていたので、もう大丈夫だろうと思い、自分で歩いて近くの病院にいったのです。
結果は軽い心筋梗塞とのことで、とりあえず命に別状はないといわれました。しかし、ほっとしたのもつかの間、医師からこう宣告されてしまいます。
「退院後にふつうの生活をすることはできません。それどころか、今度、発作が起こったら命の保障もできません」
心筋梗塞が起こってから時間もたっていたこと、さらに歩いたことで、心筋細胞がかなり壊されていたからです。

心筋細胞は一度壊されたら再生がききません。これからは残された細胞を使って生きていかなければなりません。いや、それどころか、この残された細胞が死んでしまったら、もう心臓は動かないのです。

このような事情で、Bさんは現在、大好きだったゴルフもできず、発作におびえながら静かに暮らしています。こうしたケースはけっしてめずらしくないのです。


人間ドックでは予防できない

 元気に通院していたのにもかかわらず、突然死で亡くなられたAさん。死はまぬがれたものの、不自由な生活を余儀なくされたBさん。阿部先生の長い診療生活で、こうした悲しい症例は枚挙にいとまがありません。

そんななかで、しだいに、先生の頭のなかを一つの考えが占めるようになっていました。
「問題を解決するためには、発病後の措置では手遅れだ。早期発見・早期治療しかない」
早期発見なら「人間ドック」があるではないか、と思われる方もいるでしょう。
近年は、一般の人々のあいだでも「人間ドック」がさかんにおこなわれるようになってきています。
ただ、残念なことですが、人間ドックは全身を総合的にみるため、各臓器にピントをあわせた検査はしていません。心臓や脳といった重要な臓器にいたってもそうです。ですから、心臓や脳の病気そのものの発見はまずできないのです。
突然死で亡くなった方を調べてみますと、健康診断や人間ドックで「異常なし」といわれた方がけっこういることが、東京都監察医務院の調査で明らかになっています。
とくに40歳以上では、「異常なし」でも「異常あり」でも突然死の発生率は同じ、という驚くべき結果なのです。


予防治療・心臓ドックのはじまり

「早期発見・早期治療のためには、一般的なドックより、さらにもう一歩ふみこんだ、各臓器ごとの専門ドックが必要だ」
この考え方をもとに阿部先生は、まず1989年に日本ではじめて「心臓ドック」をスタートさせました。従来の人間ドックにはない、突然死予防のためのメニューです。
心臓ドックは、心臓の超音波検査をおこない、運動負荷をかけて、さらには24時間の日常生活同様の状態で心電図をとります。
その結果、ドックを受けた方の94%に何らかの異常が見つかっているそうです。なかには、肥満が心配で軽い気持ちでドックを受けた40代の男性が、狭心症との診断を受けて治療できた例もありました。
阿部先生は、心臓ドックにつづいて、脳腫瘍や脳梗塞、認知症の検査をする「脳ドック」や、大動脈瘤を中心に検査をする「血管ドック」など、専門ドックを次々に開設し、一コース3万円程度で提供しています。


目からウロコの「未病先防」

 それが効果を発揮することを実感しはじめた時期、阿部先生の心にまた新たな疑問がわいてきました。
「専門ドックの開設により、確かに多くの病気を早期に発見し、早めの手術や治療ができるようになった。しかし、バイパス手術などで一時的に急場をしのいだとしても、別の場所がつまってしまえば、もとの木阿弥。これではいたちごっこで、根本的な解決にはならない。もっと積極的に予防する方法はないものだろうか」

たとえば、脳ドックで微少梗塞が発見された場合、この進行を積極的にくい止める手だてはありません。一部でアスピリンが使われていますが、副作用の問題もあり、決定的な方法とはいえません。
「西洋医学は治療医学であって予防医学ではない。我々がやっていることは、しょせん対症療法にすぎないのではないか?」
先生の自問自答はつづきました。

中医学に「未病先防」という考え方があることを知ったのはこんなときでした。
「未病」とは、健康と病気の中間にあろ半健康状態をさします。たとえば西洋医学的には病気とは診断されないが、なんとなくだるい、眠れない、イライラする、肩こりがある、顔色が悪いなどの症状がある場合がこれにあたります。

診断が決まらない場合、西洋医学では治療法がありません。しかし、中医学では、患者の訴えや顔色や声などの五感でえられる情報をもとに、診断し治療をおこないます。
このように、未病段階から積極的に治療をおこない、発病を未然に防ぐことを、「未病先防」といいます。

未病の一つに「女レ戟iおけつ)」という考え方があります。これはひとことでいうと「血流のとどこおり」の意味です。そして女レ撃?。療する方法を「活血化女メiかっけつかお)」といいます。これは、やさしく表現すると「血液をサラサラにし、血の流れをよくする」という意味になります。

五感でえられる情報や患者の訴えから血液のとどこおりの状態を予測し、早めに治療することによって、血液の流れをよくし、血管の老化を防ぐーこの考え方こそ、阿部先生の求めるものでした。

「動脈硬化が進み、血管がつまってからでは遅すぎる、何とか前もって防ぐ手だてはないものか」という、真剣な問いに対する答えがここにあったのです。

西洋医学の分野で30年間、より確かな治療法を求めてたどりついた結論こそ、まさに未病先防の考え方と同じで、目からうろこが落ちる思いだったといいます。
「中医学には、今まで学んできた西洋医学にはない、確かな知恵が存在する」
こう直感した先生は、夢中で勉強をはじめたのです。


現代医学では、完治がむつかしい虚血性心疾患

心筋梗塞の場合、冠動脈にできた血のかたまり「血栓」ができたばかりなら、血栓をとかす薬剤を注入する「血栓溶解療法」で、ほぼ完治は可能です。しかし、発作後すぐに適当な医療施設に入れるケースはまれでしょう。

溶解がむずかしい場合は、「バルーン療法」で、狭くなった冠動脈に小さな風船を送り込んでふくらませ、血管を広げて血流を増やします。
さらに重症の場合は、胸を開き、つまっている箇所を迂回して冠状動脈にほかの血管を移植してつなぐ「AC−バイパス手術」があります。

しかし、いずれも当座の危機的な状況を脱するための対症療法であり、根本治療とはいえません。
つまったところを迂回させても、ほかのところでつまらない保証はないからです。
また、治療で刺激を受けた冠状動脈の内側は、細胞が再生して厚みを増し、よりつまりやすくなります。

たとえば「バルーン療法」では、3ヶ月以内に再発する可能性は30%以上もあります。

これでは、モグラたたきをくり返しているようなもの。根本問題である血液の汚れ、血管のつまりをなくさなくては、本当の解決にはなりません。


未病を治す「上工」をめざしたい

 中国には、後漢時代の名医、張仲景が著したとされる「金匱要略(きんきようりゃく)」という医学書があります。この冒頭に「上工は未病を治す」と書かれているように、中国の伝統的な医学では、医師を「上工」「中工」「下工」の3つに分ける考え方があります。
 下工とは、すでに発症した病気を治療する医師のこと。
 中工とは、病気になる直前にその兆候を発見し、治療をおこなう医師のこと。
 そして上工とは、未だ病んでいない(未病)状態を見つけて発病を未然に防ぐ医師のことで、最上位にあげられています。

阿部先生はいいます。
「この考え方によれば、心臓外科時代のわたしはさしずめ下工、心臓ドックを開設して、ようやく中工に達したところというわけです。上工をめざしたい、いや医師として真に患者を救うためには上工でなければならない、とわたしは痛感したのですよ」

20世紀も終わり間近というときに、最先端の医療に携わっている西洋医が、2000年以上かかって培われてきた中国人の知恵にいきあたったというのは興味深いことです。
しかし、これは、けっして西洋医学がだめになってふりだしにもどったということではありません。中医学の考え方と現代医学の考え方をあわせれば、問題解決の糸口が見えてくることはすでに、日中両国の研究で明らかなのです。
両者のすぐれた点をあわせて、治療・予防にいかしていくことが重要なのです。


中国を再訪して目にした「理想の医療」

「現代の上工への道をきわめたい」と決意を新たにした阿部先生が、実際に中国医療の現状にふれたいとおもったのは自然のことでした。

そして、再び中国を訪れたのです。
北京の心臓センター埠外病院のほか、中医学と西洋医学の最新の施設を兼ね備えた「中西医結合」の総合病院を訪問しました。中西医結合とは、中医学と西洋医学のお互いのよいところを結合して新しい医療体系を採っていこうという試みで、中国では1950年代より進められています。

阿部先生はいいます。
「病棟を見て思ったのは、患者さんたちが非常に友好的で、明るいということです。手をさしのべると、気さくに握り返してくれます。かって医療が《手当て》と呼ばれていたころの、医師と患者さんの関係は、もしかしたらこんなものだったかもしれません。

西洋医学は、臓器別に治療が専門・分化しており、細かい治療が可能になるのですが、おそらく先生は、中国伝統医学の治療法が、人間全体を見すえて、人の生きる価値観というところまで深く入りこんでいる点をとらえたのでしょう。
今、日本の医療現場でさかんにいわれていることに、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質の向上)」があります。

医療は、病気と闘って生きながらえるだけではダメだ、少しでも快適な状態を保ってこそ患者にとっても意味があるのだ、という考え方です。その一つの理想が中国にあったわけです。


緊急治療に丹参の注射剤が大活躍

このとき訪れた病院の一つに北京の西苑医院がありました。医院というと小さな病院をイメージされるかもしれませんが、中医学では北京で1、2を争う大きな病院です。

高名な薬理学者である李連達教授に案内されて、心臓病の救急病棟に入ったときのことです。
病棟では、ちょうど緊急の患者さんが点滴治療を受けていました。中国の治療法に興味がつきない様子の阿部先生が、さっそく質問をしました。
「李先生、点滴にはどんな薬剤を使っているのですか?」
「漢方薬です」
「えっ、漢方薬の注射剤ですか?!」
阿部先生は思わず驚きの声をあげました。
「漢方薬は慢性病の治療にゆっくり時間をかけて使用するものだと思っていました。が、このような急性期にも使うのですね。しかも、点滴で使うとは・・・・・驚きました。ところで、西洋薬は使っていないのですか?」
「いえ、急性期には、漢方薬と西洋薬を併用しています。急性期には、やはり即効性のある西洋薬が有効です。これを漢方薬と併用することで、西洋薬のシャープな切れ味を活かしながら副作用を抑えることもできますから、患者さんに無理のない治療ができるのですよ」
「なるほど・・・・・。で、この注射剤は何という漢方薬なのですか?」
「複方丹参注射液といいます」
「丹参!」
阿部先生がまたも驚きの声をあげました。

「丹参を使った冠心号方という注射剤のことは聞いたことがあります。18年前にはじめて中国を訪問したときでした。でも、現物を目にしたわけではなかったので、まさかと思っていたのですよ。そうですか、これですか」
何度もうなずいている阿部先生に、李教授がいいました。
「現在、漢方の注射剤は10数種類ありますが、脳心血管病治療においてもっとも繁用されているのは、この複方丹参注射液のように丹参を主成分にした製剤と、朝鮮人参を主成分とする生脈飲注射液の二種類です。

丹参製剤には、血液をサラサラにする作用があるので、冠動脈内の固まった血(血栓)をとかし、血流のとどこおりを解消します。そして生脈飲には、心臓のポンプ作用を強め、体をうるおす作用があります。この二種類を患者の状況に応じて使い分けたり、併用することによって、非常に経過がよくなるのですよ」
そして、最後にこうつけ加えました。

「複方丹参注射液は丹参と降香の二つの生薬から成る処方ですが、これをさらに発展させた処方に、有名な冠心号方があります」

これら丹参製剤は、心臓の血管はもちろん、脳の血管から抹消の毛細血管まで、血流のとどこおりにすぐれた効果があります。そして、急性期にも慢性期にも、また、予防にも確かな効果を発揮します。日本の西洋医学の先生にもぜひ使っていただきたいですね」


アスピリンのかわりに用いてみると

丹参製剤と生脈飲、この二つはそれぞれ「冠元顆粒」や「麦味参顆粒」という顆粒剤のかたちで、現在、日本にも輸入されています。

帰国後、先生は、血栓症の予防薬として、さっそく冠元顆粒を臨床に使ってみました。その成果は、予想をはるかに上回るものだったといいます。

たとえば、こんなケースがあります。
50代の会社員Cさんは、心筋梗塞の発作を起こしました。こうした場合、その後の発作に対する予防薬としては、アスピリンを処方するのが一般的です。
アスピリンは解熱・鎮痛薬だけでなく、血液凝固を抑える作用があり、血栓の予防にもなるのです。

しかし、アスピリンには困った欠点があります。主成分であるサルチル酸は、胃粘膜への刺激が強すぎるため、長く飲むと出血傾向や胃粘膜を刺激して胃炎や胃潰瘍を起こすことがあります。また、血を固めないようにする反面、出血しやすくなるという副作用もあります。
Cさんは、抜歯をともなう歯の治療を予定していたので、治療前の二週間はアスピリンの服用を中止しなければならないというジレンマを抱えていました。

そこで阿部先生は、冠元顆粒をすすめました。この漢方薬なら、血液をサラサラにする一方、副作用もなく、安心して飲むことができると判断したからです。
予想通り、Cさんは出血も発作もなく、治療を終えることができました。それだけでなく、長年の悩みだった肩こりまでも解消したと喜んでいたそうです。


丹参製剤は認知症にも期待度大

さらにこんなケースもあります。
阿部先生の脳ドックで最近多く発見されるものに、ラクナ梗塞という微少梗塞があります。ラクナ梗塞は脳血管障害の一つのタイプで、放置しておくと認知症に発展しやすい、たいへん危険な兆候です。
先生は、この梗塞が発見された患者さんにも丹参製剤をすすめ、好評をえているそうです。

認知症には「脳血管性」と「アルツハイマー型」、両者が混在している「混合性」の三種類があります。このうち脳血管性認知症は、文字通り、脳の血管がつまったり(脳梗塞)、切れたり(脳出血)することが原因で起こります。
アルツハイマー型はいまだにメカニズムが解明されていない難病ですが、最近の研究でアルツハイマー型の人の脳では血流がいちじるしく低下していることが明らかになっています。

ということはつまり、認知症でも、「血液の流れ」が非常に重要なポイントになっているのです。

丹参の作用は、心臓の冠状動脈だけでなく、体のすみずみの抹消血管にも及んで血液の細かい流れまで改善しますから、当然、脳の血管にも影響が期待できるのです。

このことは、中国・華西医科大学の張裕平教授の研究でも明らかになっています。
臨床テストによると、冠元顆粒を投与した脳血管性認知症の患者は、偽薬を服用させた対照群にくらべ、精神認識能力テストや機能活動調査の成績が明らかに改善され、血漿の粘度(血液の粘りぐあい)もよくなったうえ、脳波も改善したという結果が出ているのです。

また、米国メイヨクリニックの菅谷助教授は、アルツハイマー型認知症モデルマウスに冠元顆粒を投与し、大脳機能の回復と脳血流の改善を確認しています。

これらの研究成果は、1993年に米国シカゴで開催されたアルツハイマー学会でも発表され、大きな反響をよびました。


西洋医学の限界を打ち破る中医学

 

最先端の西洋医学を学んでこられたにもかかわらず、阿部先生はこうおっしゃいます。

「突然死や認知症などの脳と心臓の病気には、現代の西洋医学では限界があります。そして、中医学、漢方薬には、現代医学の限界を突破する可能性があると思うのです」

西洋医学は、病気の原因や表にあらわれた症状をとり除き、治療することに重点をおき、めざましい効果をあげてきました。
それだけに、裏を返せば、突然死のように原因が体の内部にあり、症状が水面下にもぐりこんでいて、ある日突然、症状が出ると同時に死が訪れる、といったかたちの病気には対応するのがたいへんむずかしいのです。

では、中医学はどうでしょうか?
中医学では、病気を未然に防ぐ「未病先防」を治療の理念にかかげています。そして、突然死や認知症などは、まさに未病状態での治療が功を秦す病気なのです。

また中医学では、個々人の体質のちがいや環境、生活習慣など、さまざまな要因を視野に入れて治療法を組み立てていきますが、この点でも、生活習慣病である高血圧や動脈硬化、高脂血症などの治療に適しています。浜松医療センターの金子満雄先生は
「老人性認知症の原因の大半は生活習慣病である」
とまでおっしゃっていますから、その点では認知症の治療においても同様です。
とくに、これまで述べてきた心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、脳梗塞や脳出血などの脳疾患、認知症などの脳と心臓の病気は「血流のとどこおり」を根本原因としています。

 この血流のとどこおりを、中医学では「女レ戟vといい、万病のもととして重要視しています。女レ撃フ治療法「活血化女メvの分野では、中医学はめざましい成果をあげています。
 そして、その筆頭にあげられるのが、阿部先生もびっくりされた、あの「丹参製剤」なのです。(脳と心臓の血管は丹参で蘇るより)

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